駐車違反の対策・データ集!!


 最初に駐車違反のデータをまとめましたので、参考にしてください。
 主に重要と思われる数値を説明しました。
 このページの後半で対策を具体的に説明しました。

1.駐車違反の「罰金」、「反則金」


    引用は、道路交通法施行令(別表)の抜粋したデータからです。

            駐停車禁止場所 駐車禁止場所
   大型自動車     \25,000     \21,000
   普通自動車     \18,000     \15,000
   自動二輪車・原付  \10,000      \9,000

2.駐車違反の「点数」


    引用は、警視庁ホームページ「交通違反の点数一覧表」からです。

   (1)放置駐車違反
      1)駐停車禁止場所等  点数 3点
      2)駐車禁止場所等   点数 2点
   (2)駐停車違反
      1)駐停車禁止場所等  点数 2点
      2)駐車禁止場所等   点数 1点

3.駐車禁止の「場所」を忘れましたか?


 道路交通法に駐車してはならない「場所」が次の通りに定められています。
 法律には、「原則」と「例外」(ただし書き)があるため、停車した車について具体的に例外の適用まで考える必要があります。
    (※ 道路交通法 最終改正:平成二三年六月二四日法律第七四号 より引用しました。)
(駐車を禁止する場所)
第四十五条  車両は、道路標識等により駐車が禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、駐車してはならない。ただし、公安委員会の定めるところにより警察署長の許可を受けたときは、この限りでない。
一  人の乗降、貨物の積卸し、駐車又は自動車の格納若しくは修理のため道路外に設けられた施設又は場所の道路に接する自動車用の出入口から三メートル以内の部分
二  道路工事が行なわれている場合における当該工事区域の側端から五メートル以内の部分
三  消防用機械器具の置場若しくは消防用防火水槽の側端又はこれらの道路に接する出入口から五メートル以内の部分
四  消火栓、指定消防水利の標識が設けられている位置又は消防用防火水槽の吸水口若しくは吸管投入孔から五メートル以内の部分
五  火災報知機から一メートル以内の部分
2  車両は、第四十七条第二項又は第三項の規定により駐車する場合に当該車両の右側の道路上に三・五メートル(道路標識等により距離が指定されているとき は、その距離)以上の余地がないこととなる場所においては、駐車してはならない。ただし、貨物の積卸しを行なう場合で運転者がその車両を離れないとき、若 しくは運転者がその車両を離れたが直ちに運転に従事することができる状態にあるとき、又は傷病者の救護のためやむを得ないときは、この限りでない。
3  公安委員会が交通がひんぱんでないと認めて指定した区域においては、前項本文の規定は、適用しない。
   (罰則 第一項及び第二項については第百十九条の二第一項第一号、同条第二項、第百十九条の三第一項第一号、同条第二項)

4.駐車禁止 の「時間」は何時間、何分だったのでしょうか?


 (1)道路交通法の「駐車」、「停車」の定義を次に示しました。
   1) 5分: 貨物の積み降ろしのための停止時間

 ※ 詳細は、次の条文に記述されています。
(定義)
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
十八 駐車 車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で五分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止を除く。)、又は車両等が停止し、かつ、当該車両等の運転をする者(以下「運転者」という。)がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあることをいう。
十九 停車 車両等が停止することで駐車以外のものをいう。

 (2)自動車の保管場所等に関する法律
   1)12時間: 継続して駐車した時間
   2) 8時間: 夜間の場合の駐車時間

 ※ 詳細は、次の条文に記述されています。

自動車の保管場所の確保等に関する法律 改正平成16・5・26
【略】車庫法、自動車保管場所法

(保管場所としての道路の使用の禁止等)
第11条 何人も、道路上の場所を自動車の保管場所として使用してはならない。
2 何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。
1.自動車が道路上の同一の場所に引き続き12時間以上駐車することとなるような行為
2.自動車が夜間(日没時から日出時までの時間をいう。)に道路上の同一の場所に引き続き8時間以上駐車することとなるような行為
3 前2項の規定は、政令で定める特別の用務を遂行するため必要がある場合その他政令で定める場合については、適用しない。


5.違法駐車、無断駐車、迷惑駐車、路上駐車、不法駐車の効果的な対策


 車止めやゼブラゾーンを駐車禁止エリアに設置する対策が効果があります!
 「車止め」を自分で移動しないと、車を停車することが出来ないからです。
 一方、最も多く見られる看板や立て札による警告は、無視されることが多いのです。

  (1)ソフト的な対策

    1)広報を徹底
      不法停車がいかに迷惑となるのか認識が無いのです。 知らせる必要があります。
      交通安全、消防・救急のキャンペーンなどを定期的に行うことができます。

    2)パトロールを実施
     車を所有し、マンション・団地の駐車場を使用している人たちでパトロールを実施すると、大変効果があります。
     2〜3名組になり輪番制で定期的にパトロールを行うと、違法停車がいかに迷惑なのか認識が深くなります。
     公道が含まれている場合、管轄の警察署の人と一緒にパトロールをするならば、効果がさらにアップするかも知れません。

    3)「警告表」の作成
     パトロール中不法停車を発見した場合、ウィンドワイパーに「警告書」を挟む方法があります。
     警察署が行うチェーンブロックを使用し、車が動かないように出来るかもしれません。
     しかし、公道における警察官の強制執行と違い、民間の人がチェーンを使用すると、逆に訴えられることがあります。
     法律(民法)の不法行為として裁判所に訴えられ、損害賠償を請求されることがあるからです。
     したがって、簡単に取り除くことができる「警告書」を使用する方法が安全です。
     また、のりづけしない方が良いと思います。

    4)来客用の臨時駐車許可証の発行
     宿泊で遊びに来たお客がいる場合に備え、臨時に停車するスペースの許可証を発行し、使用させます。
     スペースが無いため、無断で車を止めてしまうからです。
     アンケートを行うと、必要な来客用のスペースを知ることができます。
     マンションの規模により臨時スペース数が異なると思われますので、まず調査からはじめ、調整していきます。

    5)常習の不法停車を警察に通報する
      公道の場合、不法停車は、高額の罰金を支払うことになっています。
      「警告書」を繰り返し無視する常習者の場合、警察に通報することができます。
      警察へ車のナンバー・車種を通報すると、車の所有者へ連絡してくれます。
      しかし、マンションの敷地で不法停車した場合、道路交通法が適用できない民事事件となります。
      この場合、原則として、警察署は、処理してくれません。

  (2)ハード的な対策

    1)車止めとゼブラゾーンを使う
     縁石ブロック、ガードレール、プランターなどを置くと停車できなくなります。
     市販されている「車止め」を使用する方法があります。
     たとえば、チェーン付き車止めを使用し、ゼブラゾーンを描いた禁止エリアを囲うことができます。

    2)通路を閉鎖する
     近道となっている通り抜けできる通路を閉鎖することができます。
     「通り抜け禁止」と書いた重量式の車止めを使用すると、効果があります。

    3)道路の幅員を狭める
     2台通過できる敷地の場合、マンションの壁側に停車するケースが多く発生します。
     1台は通れる、と考えるからです。
     従って、1台しか通れないように、通路の幅員をゼブラゾーンと車止めを使用して狭めます。
     1台しか通過できな場合、明らかに他の車の迷惑となるため、その場所に停車することはありません。
    
    ※ 看板・立て札やチェーンブロックを使用する方法は、効果がほとんどありません。
      看板・立て札は、少しの時間の停車の場合、無視されるからです。
      また、チェーンブロックを使用する方法は、逆に訴えられることがあり、逆効果です。

  (3)対策により改善されること
    1)緊急車両が通行できます。
     消防車、救急車の走行ができるようになり、緊急活動がスムーズとなります。

    2)ゴミ収集車が通行できます。
     ごみ収集は、公道を使用します。
     したがって、公に禁止表示を検討できます。
     また、移動式の車止めを使用する方法が考えられます。
     ごみ収集の無いときは、臨時に使用させることができるからです。
     しかし、長時間にわたり停車され、所有者に連絡がとれない場合、管理員さんの作業に支障が出ます。

    3)引越し用のトラックが入り口近くまで接近できます。
     大きい団地の入り口が通行できるようになれば、一番奥の棟まで入ることができます。
     その結果、引越しをスムーズに行うことができます。
     
    4)修繕工事車両のトラックが作業場所近くまで接近できます。
     大規模修繕工事などでスムーズに車両が行き来できれば、工事に支障がでません。
     大きい団地での修繕工事には、多数のトラックが出入りするからです。

    5)マンション敷地内の見通しが良くなります。
     子供の交通事故がなくなります。
     子供の飛び出しを見て、衝突を防ぐことができるからです。
     また、老人の交通事故がなくなります。
   
    6)歩道に乗り上げる車が減少します。
     路肩を占拠されることがなくなるため、歩行者は、スムーズに通行できるようになります。
     その結果、交通事故やケガなどの事故を防ぐことができます。

    7)縁石や人止柵などの工作物の破壊がなくなります。
     無理に停車をする場合、このような工作物が破壊されることがあります。
     モラルが向上し、停車マナーが良くなれば、このようなことを防ぐことになります。

    8)芝生・低木などの植栽が守られます。
     不法停車による植栽の被害が出ているからです。
    車の使用についてマナーが守られると、植栽が傷つきません。

    9)マンションの住環境が改善します。
    騒音・排気ガスなどが減った場合、マンションだけでなく近隣の人々に対する迷惑がなくなるかも知れません。

  (4)駐 車 場の増設等に関するアンケート
   そもそも 駐 車 数が少ないため、不法停車が増えると考えられます。
   したがって、マンションで増設するかどうかアンケートをするにより明確にします。

   アンケートは、主に次の項目を含めると、効果があります。

   1)パーキングのトラブル状況
   2)自動車を所有しているか否か
     有の場合 : 台数、車種、料金
     無の場合 : 今後の保有する意向(台数、車種など)
   3)増設する意向
   4)専用使用料について(基準の料金など)

   アンケート実施と集計・分析、その後の対策案の作成は、「専門委員会」を設置して実行します。
   団地タイプのマンションの場合、工事などの規模が大きくなり、技術的な問題が含まれるためです。
   ただし、小規模のマンションの場合、理事会のみで検討できるかも知れません。

   第三者として建築士や経験者、また専門業者の応援を得ることが大変有効です。
   工事の規模が大きくなるため、修繕積立金を有効に使う必要があるからです。
   しかし、主体は、管理組合です。組合員への報告などコミュニケーションを密にし、合意形成しやすくします。
   増設後、維持が容易になるか、出費が増え維持が困難になるのか、問題となるためです。

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